教習所の選び方(普通自動車、通学編)

第一回目は教習所選びについて、事務所の中から見たことをお伝えします。

こんにちは
元、教習所に努めた偉い人が書き綴るブログです。

新たに免許を取得しようとする方の9割以上の方が指定自動車教習所に通うことになります。

それは人生においてある一定の期間と金額を支払うことでもあります。

そして教習料金は一般的に高額です。

ある人は言いました。
「聞いてない!!」
そうです、貴方が聞いていないのです。
下調べはよく行い、また受付に不慣れな方も多いかと思いますので、聞くべき内容はメモをしておくなど準備をしてお互いに不愉快な思いをしないようにしましょう。

1、では、選びかたの流れ

、何の免許をいつまでに、あなたの通学の範囲、ペースを考えて、どの位の金額で取得したいのか。

ここを具体的にしてください。教習所の雰囲気等を考慮するのはその後で構いません。

、そしてその条件を満たす教習所を探す。(電話、メールにて問い合わせる、きちんと説明を受ける)

意外とできていない方は多いのです。不愉快な思いをしないためにも。

、実際に学校に行って雰囲気を確かめること。

今回は通学編ですが、通学可能圏に用件を満たす教習所がなければ合宿も考えることです。

1、今回は普通自動車免許ですが、AT限定免許と限定なしの普通自動車免許に分かれます。

運転できる自動車
乗車定員 10人以下、最大積載量 2トン未満、車両総重量 3トン未満
車検証の値がこのうちのどれか1つでも超えているとその自動車は運転できません。

※実際に11人乗せる、2トン以上積まないか、3トンを超えないかは別

お仕事などで保冷車などを乗る予定のある方は上位免許である準中型免許(AT限定はない)を取得する必要があります。

そしてここが重要

教習の期限は最初の教習を受けた日から9か月となります。すべての教習を9か月以内に収める必要があります。例外はありません。改めて解説します。

教習所側からすれば9か月以内に卒業して頂ければ問題がないので、自身がいつまでに免許が欲しいのか、また、あなたの通学の条件(週何回通えるのか、平日の夜と土日祝など混み合うところでしか通えないのか?)をよく考えておきましょう。

金額は通学でオプションなどを付けなければ15万円~35万円が相場です。安い教習所ほど卒業までに時間がかかる可能性があります。


2、実際の貴方の条件を教習所に確認してみましょう。

(メール、電話、実際に足を運ぶなどなど、メールのレスポンス、文章力、電話応対、受付スタッフの言動等でフィルターにかけることが可能です。)

つまり、

何の免許が
いつまでに欲しくて
どのくらいの金額でそれは可能なのか?
通学範囲内か?

前述の通り、教習所側からすれば9か月以内に卒業して頂ければ問題ありません。あなたの通学の条件(週何回通えるのか、平日の夜と土日祝など混み合うところでしか通えないのか?)が学校の都合(特に予約の込み具合と学科の日程)と合うのかを電話、メール、あるいは直接確認しましょう。

万が一卒業できなかった場合、返金をしない学校も多くあります。

教習所の受付スタッフは現場の人でクレームは困るので、聞けば丁寧に教えてくれます。(ないとは思いますが、あいまいな受け答えの教習所は論外)

ただし、聞かないと教えてくれません、そもそもわかりません。あなたの条件は必ず、明確に伝えるようにして下さい。

そのためには実質いくらの金額が必要なのか?

安くて早くてうまい話はありません。

教習所間の競争の激しい地域では、さまざまな割引を設定して割安感をアピールしますが、その割引が適用される方は稀です。また、早く免許が欲しいとなればオプションが必要となり、実際に支払う金額はあなたが思うよりも高くなる可能性があります。きちんと聞いておきましょう。安い金額で入所して結局卒業できないのでは本末転倒です。

ただし、オープンしたて、経営母体が変わった直後の教習所は例外中の例外

通学圏に関しては一見不便に見える教習所でも鉄道の主要駅までは送迎を行っていることがあります。

条件に合わない教習所は候補から除外しましょう。こだわる必要はありません。

皆様がそれぞれ特別な方で特別な事情をお持ちです。
どなたかが優先されることはありません。
そのような噂のある教習所ならなおのこと避けるべきでしょう。


3、教習所にて

教習所側の送迎を利用することになります。見学目的でも問題ないので、これを利用しましょう。運転手の質がある程度わかります。

そして受付

私が見てきた中でもほぼすべての人は“普通のよい人”です。

あなたがよい人なら、相手もよい人です。

受付スタッフも指導員も。

条件が合えばそのまま入校手続きを行いましょう。

ところで、

いやな人にはいや人で対応

皆様もこれはお分かりかと思います。

「接客業がなにを言う」という意見もありますが受付スタッフも人間です。教習所にもカラーがあります。例えば地域に最適化するように。

教習所というお店を人それぞれ、いろいろなフィルターにかけて見ると思います。
やや特殊な業態ではります。あまりうがった見方をする必要はもちろんありませんが、違和感を覚えたらミスマッチということかもしれません。お互いに・・・・

また次回


免許を取得

免許取得の大まかな流れは、
1、教習所に通う
2、教習所内の学科、実技の試験をクリアして卒業証明書をもらう
3、住所地を管轄する運転免許試験場にて適性検査(視力など)と学科試験に合格する。
4、免許が交付される

指定自動車教習所

その卒業証明書があれば、試験場での技能試験(実技、運転ですね)が免除になる学校です。そうでない学校もまれにあります(届出自動車教習所=都道府県公安委員会に届け出ているだけの学校で卒業証明書に免許取得にあたって、なんら効力はありません。)ので注意してください。

AT限定免許

日本を走る乗用車の9割超が“AT車”。
クラッチ操作の必要のない車を運転できる免許で、足元の操作は右足だけです。
構造上“マニュアル車”であってもクラッチペダルがなければこの免許で運転できます。
マニュアル車に載りたいという方、お仕事で必要な方以外は不要と言えます。

普通自動車免許

クラッチ操作が必要となる(クラッチペダルのある)車を運転することができます。
足元にはアクセル、ブレーキ、クラッチペダルがあり、両足を使います。
スポーツタイプの車など、走りに特化した車に乗りたいという方はチャレンジしてみましょう。
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学校の都合

教習は運転の練習と学科の授業に分かれます。
運転の練習は基本的に予約制で学科の授業は科目(26個)によって曜日と時間が異なります。

また、仮免許を取得するための修了検定、仮免許学科試験、卒業するための卒業検定などは曜日の指定があります。毎日行っているわけではありません。
2へ

指導員

集団になると合わない人は必ず存在します。どんなに素晴らしい教習所でも。
合わない指導員は忌避(教習で当たらないようにする)をしましょう。
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