教習所 技能教習の予約とれない ~繁忙期に合宿やオプションを申し込まない奴はバ○~

みなさまこんばん(こんにち)は。

教習所に勤めた元偉い人のブログ 13回目

タイトルはホリエモン風にしました。

今回のテーマは、教習所で予約(技能教習)が取れないことについて触れてみたいと思います。結論から言えば、自分だけが特別などとは思わないことです。そして免許取得を軽く見ないことです。

あなたが教習を受けたい時間=みんなが教習を受けたい時間、ということを頭においておきましょう。いつまでも予約画面に張り付くなどという無駄なことをしない為にも。

よって、混雑する時期や時間帯で免許取得を考えるなら、合宿プランや短期集中コースなどに申し込むことが賢明な選択となります。

繁忙期って?

2月、3月は高校生の方の免許取得が解禁になり、また、大学生の方も春休みとなります。

8月、9月は大学生の方が夏休みとなります。どちらも長期間の休みとなるため、この期間中に免許を取得したい、あるいは少しでも教習を進めたいと考える方が多いので大変混雑します。この時期を繁忙期と呼びます。よって教習生に対して指導員の人数が不足するので、予約状況が悪化します。

教習所の思惑

受け入れ可能数

教習所サイドからすれば教習期限は9か月ある(会社により卒業してほしい期間は異なる)ので、その間に卒業して貰えれば問題ないと言えます。ここで、年間の入校受け入れ可能数が計算されます。

大雑把に、(一日に何時限、指導員を技能教習に回せるか(指導員の在籍数から学科教習などかなりの変数がマイナスされます。)÷教習生一人がnか月で卒業するのに一日あたりに必要な技能教習時限数)×12/nです。さらにこれを12で割れば1月の受け入れ可能数となります。繁忙期の入所は大抵これを超えます。

ただし、これは理想的な数値です。

一日X時限の教習を行うとして、全時限に教習生がきれいに収まった場合の数値です。

空きが出ては困る

全国的に1時限あたりの教習料金は5000円程度です。指導員が1時限空車になると売り上げが5000円減るわけです。キャンセル料がかかるのはこのためです。風邪とか関係ありません。受付もやむを得ない事情でキャンセル料をいただくのは気が引けるので、早めに連絡をいただいて、空車でなくなればキャンセル料をいただかない場合もありますが。

話がそれました。つまり、そもそも予約状況に余裕がある、すなわち指導員が遊んでしまうことは教習所サイドが最も避けなければならないことになります。なので、少なくともみんなが教習に通いやすい繁忙期はもちろん、閑散期であっても平日夜や土日祝で、予約の取りやすいような間抜けな教習所などあり得ないのです。

計算したい

教習所側からすれば、もちろん予約枠を埋めてくれる在校生は必要なわけですが、それよりうれしいのは計算できる合宿や短期集中コースなどの生徒です。単価も上がって言うことなし。

指導員数は簡単に調整できない

ここで社会問題を述べるつもりはありませんが、派遣労働などを見る限り、都合のよい人材のモチベーションは長期的に必ず下がります。また、公共性の高さからもアルバイト指導員の存在は否定されています。(しかし指導員のモラルが高いかは別の話です。)また、複数の教習所を経営している会社でも教習所間での職員(指導員)の異動は公安委員会への届け出が必要となります。

(ば○)な教習生の思惑

貴方が教習を受けやすい時間(期間)=みんなが教習を受けやすい時間(期間)です。

大学が忙しい平日の昼間はだれも教習所には来ないでしょう?

しかし、自分だけは大丈夫と思っているようなば○な教習生は当然、繁忙期、平日の夜や土日祝など予約の集中しやすい期間、時間帯の予約枠を神経をすり減らしながら確保しようとするのです。そして、予約がいつまでたっても取れずに口コミサイト等でうっぷんを晴らすしかないのです。

よって

繁忙期には予約は取れません。よくても取りづらい。この期間に妄想を抱いて自分だけは予約が取れると思っている人間はバ○

なんども言いますが、みんなが通いやすい期間、時間帯に予約のとりやすい教習所などありません。そこを取りやすくすると実質の入校を制限しなければならない→みんなが通いにくい時間の予約枠が埋まらない→売上が上がらない→指導員の給料を払えない、となるからです。

もっとも、AIが進化して教習に指導員が不要となれば、話は違ってくるかもしれません。人件費がなくなりますから。それでも車は一定数必要で、稼働しない時間は少ないほうがよいわけですから、やっぱり予約はとりにくい、となると思います。

ホリエモンに言わせればなんかやり方を考えろと言われてしまいそうですが、公安への建前があるので、AIが教習を行えるほどに進化しない限り教習所は雇用調整は不可能です。

念頭に置くべきこと

つまり、教習所の都合を把握してある程度自分の都合をつけるしかないと言えます。特に繁忙期。

とにかく免許取得を考える、他のことと並行しない。

とりあえず現状免許は免許をとれば難しい試験などなく一生使える便利なIDカードであることを知る。

そして、車の免許に興味がなければないほど短期間でこれを取得したほうが結果的にまともな運転が身に付きやすい。長期間予約画面とにらめっこする無駄な時間をさけられるため、必要以上にモチベーションが低下しない。

たとえばオートマチック車の免許であれば2週間弱で取得可能です。バイトがー、大学がーとか、人生と言わずとも数年単位で考えてみればある一定期間免許取得に集中したほうが絶対にコストパフォーマンスは高いはずですし、免許取得の適齢期にある方ならそれは可能なはずです。不人気な教習所の合宿にでも参加すべきです。

合宿免許

別に遠方の都道府県に限らずどこかの教習所に泊まり込んで(宿舎が教習所に併設されていたり、やや離れた場所にあったりする。)最短で卒業を狙うコースです。マニュアル免許でも3週間程度です。時間を確保できるならおすすめ。ただし、繁忙期の予約は早いところでは半年先から埋まる可能性があり、料金も割高になります。外せるなら外しても良い。無理してみなと同じことをする必要はない。

そう考えると繁忙期以外がお得な感じがしますが、繁忙期以外は免許取り消しの人間など「ややこしい」人とご一緒する可能性があるのが、最大の落とし穴。もっとも繁忙期以外でもほぼ「かしこい」学生さんですけどね。

短期集中コース

呼び名はさまざまですが、教習所の組んだスケジュールに合わせるタイプでやはり短期間での卒業が可能です。プランによっては少しは教習生の側の都合を考慮してくれたりもしますが、とにかく計算したいので、基本的には教習所に合わせることになります。合宿と同じく繁忙期は割高となり、融通の利くプランもありません。

レアな通学ケース

教習所に確認することが大前提となりますが、4月から7月の朝一の教習(早いところは10時前後から開始)を狙えるなら通学もありです。さすがにこの期間のこの時間帯を詰め切れる教習所は稀です。(予約を計算できずに常時予約のあふれている間抜けな都市型の教習所は別)ただし、そのことを教習所の人間から確認することをお忘れなく。

ところで繁忙期に高い金額を設定して合宿免許や短期集中コースを設定する学校もありますが、通常の通学の生徒の予約枠も少ないながらも確保しています。ここが奪い合いになってクレームになります。

しかし、その予約枠の計算すらできない無能、ブラックな教習所もありますが、これは外からは見えないですね・・・・・

教習生も教習所のスタッフも不快な思いのすることないように願っております。

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