あおり運転はなくなるのか?~時事ネタ~

みなさま

さぼり気味の教習所に勤めた元偉い人のブログ 16回目

あおり運転はなくなるのか?

日本全国であおり運転のニュースや動画が連日ようにアップロードされていますが、さて。このあおり運転、ひいてはロードレイジはなくなるのでしょうか?

答えは・・・・なくなりません。

さて、コンサル風に因数分解してみましょう。

煽り運転とはなにか? ~ばれなきゃいい~

法律にはそんな言葉はありません。これが問題。その態様に応じて車間距離不保持等の法律の適用があるかもしれませんが、そもそも煽り運転が何であるかは具体的なことは書いてありません。つまり、自分だけはそれに該当しない、煽られるような運転をするドライバーが悪い、などという言い訳を与えてしまいます。というか煽ってるし(笑)

そう、ばれない限りは煽り運転にはならないのです。ネズミ取りより捕まる確率は低いでしょう。

マイルール!!

元政治家の先生も煽られる誘因をつくる運転者も警察が取り締まるべきである、とおかしなことをのたまっておりますが言語道断

自称運転の上手い人ほどマイルールを適用して自分も被害者というアピールをするのです。

たとえば追い越し車線をちんたらはしる方が悪いという意見が散見されますが、そもそも一般的な高速道路では追い越し車線は(実態に即しているかは全くの別問題)大抵速度超過です。そこを走っている時点であなたはすでに違反者なのですが、舛○さん。

運転が上手いってなんだ?

自称運転の上手い人が他人の運転にけちをつけるのが煽り運転の始まりです。結局どこまでいっても運転がスムーズに行えるかは道路状況に対する習熟とその日の「運」。

右折するのにはどの程度手前から右側によるのが最適なのか?

たまたま駐車車両がないから左車線が流れた。

隣の車が道を譲ってくれたからスムーズに進路変更ができた。

右側を走っていたら右折待ちに引っかかった等。

街中をスムーズに走れるか否かはこのような状況に左右されます。どんなに運転に慣れた人でも見知らぬ街で前後左右に不親切なドライバーがいればなかなかスムーズには走れないでしょう。yahooで検索したら一番上にでて来る自動車評論家(笑)

みんな被害者

このマイルールによってみんな被害者なのです。こんなに見通しのよい道路を制限速度で走っている、とか、追い越し車線をちんたらはしる以外にもマイルールはたくさんあります。そしてそのマイルールを破る人に対して苛立ちを抑えきれないひとの社会通念上是認できない運転行動があおり運転と呼ばれるのです。

自分だけは大丈夫、違う ~いいわけばかり~

まあこれは世の中のことすべてにおいてそうなのかもしれませんが、これくらいなら大丈夫、自分はこれくらい頑張った、正しい行いをしたからこれくらいは免除される(池袋暴走老人)などなど、人とうまく折り合いがつかない時って大体そうでしょう?

存在自体が(笑)のyahooで検索したら一番上にでて来る自動車評論家(笑)も煽られる側にも問題がある等を平気で公言しますからね。

湾岸ミッドナイトを読め!!! 後ろに手が回る覚悟はあるのか?

俺だけはセーフ、とかそういうのはいらない。どれだけ上手く高速道路を法定速度の2倍以上でスラーロームして、「ピュアに走りを追及している」「暴走じゃない」「煽り運転ではない」といってもそれは無駄。

後ろに手が回る覚悟がないならダサい運転はやめておけ 自称運転の上手い人たち

ということで

あおり運転はなくなりません。各種アンケートの統計をみても8割以上が自分の運転は「下手ではない」と答えています。つまり、8割以上は煽り運転予備軍なわけです。それが発現するか否かはドライブレコーダー等による外部の監視しかありません。

なので

自動運転待ったなしかな。

I think so

ちゃんちゃん

備考 ~優先判断~

例えば右折する車両は対向する直進、左折の進行を妨げてはならないという条文はありますが、直進車や左折車に右折車への優先権を与えているわけではありません。高速道路の合流等も考え方は同じです。

自分が優先という意識は捨てるべきですし、また法律も基本的に何かが何かに優先するという条文はありません。間違いのないようにお願いします。

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