アクセラ改めMAZDA3試乗して ~うるさい試乗記~

アクセラ改めMAZDA3に試乗したので、その感想など。
試乗車はXD L package

結論

国産Cセグメントでは文句なしの一番。
しかしクラスを超えることはない。
欧州勢とも十分にタメを張れるけど、ベンツのAやaudiのA3のようなマダムのアシ車、になるほどのブランド力はない、かな?

外装

鼓動デザイン、リフレクションの途切れない面の連続性は市販車でも再現されていて、前のドアと後ろのドアへのリフレクションにズレはない。
ナンバープレートは惜しいが、しかしオフセットさせるのも・・・
良かったのが、トランク、ハッチの閉まり方が上質。
バチンと安い鉄板の音がしない。

しかし、キャラクターラインが極力排されていることから、塗装によっては「のっぺり」と見えてしまいます。
とくにマツダの白ではソリッドのように見えます。
レクサスのホワイトノーヴァガラスフレーク(083)やソニッククォーツ(085)のようなラメの入ったギラギラ系の白でないとちょっと残念かも・・・

内装

大体いいけど気になる点が2つ・・・

good その1

シートとアクセル、ブレーキ、フットレストの関係が秀逸なのはさすがMAZDA。
ハンドルも絶妙な太さ、形状、柔らかさで疲れにくいと思います。

good その2

各種スイッチ類の反力も上質。安っぽさはない。

写真はBMW G20のロータリーコマンダー周りですが、ご覧の通り、一枚のプラスチックの裏なにかを仕込んで反力を出している感じで、ひどいしつらえ。MAZDA3はきちんと分割されていて、その反力も適切です。ここはMAZDAの勝ち。

good その3

柔らかいプラスチックがふんだんに使われている。

not so good その1

ATのシフトレバーの動きにもう少し節度感が欲しいのは、先代と同じ。しっとりと動かない。また、エアコン表示の視認性はやや悪いかも。

bad

世界で売るならアンビエントライトはあった方がよいのでは?
いまどきフットランプなんかつけてもね。

too bad

化粧パネルがピアノブラックに毛の生えた程度。すぐに指紋でギトギトになったり、傷が入りそう。
凝った木目がアルミのヘアライン加工など、「テカらない」素材が欲しい。

※写真で白く見えるのは保護シートです。

居住性

後ろは狭い。
カップルズカーなので問題ないと思うが、念のため。
もっとも、大人4人が寛ぐにはリアがリクライニングするEセグ以上でないと厳しいのでこれでよいかと思いますが。

オーディオ

良い
スピーカーは、みなさんご存じ、エンクロージャー(共鳴箱)があってナンボ。いくら良いコーンをドアに付けても響かない。(デッドニングは本来これを調整する。)写真はツイーターで、ウーハーはバルクヘッド下、足元あたりにあるので、共鳴箱として機能しやすいのかも知れない。

エンジン

ディーゼルは中にいる分にには静かだが、外ではやかましい。
ガソリン並みに静か、とのレビューは言い訳が必要なほどうるさいということです。夜の閑静な住宅街では絶対に気になる。まあ、欧州勢もうるさいですが・・
1.8ディーゼルターボなので、高速でもどこでも車本来の静粛性と相まって、力不足などあるはずもない。

足回り

いい。荒れたアスファルト、アスファルトに真横に入ったいやな割れ目の、早く、鋭く、小さな衝撃も215/45/R18という比較的薄いタイヤでもあっさりこなす。
しかし、Dセグメントならさらにもう一段「柔らかさ」がありますが。Cセグならこれ以上はなかなかない。
しかし、トーションビームなので、後ろは街乗りではややばたつく。
けど、やっぱりカップルズカーなので問題なしか?
後ろは狭いし。

視界

左後ろが絶望的。
カメラか何かでモニタリングしないとだめだろう。
デザインとは日本語「設計」これは明らかに設計ミス。
とにかく何かで補わないと・・・

静粛性

確かに静か。
地声の大きい営業マンに心の中で「だまっとけ」と思うくらいに。
そして、だまらせて異音の、ロードノイズ、荒れた路面の対応を意地悪にチェックしたくなるほどに静か。
これもCセグ最良レベル。

ということで。


少し気になる点もありますが、やはり、新しくなる分、どんどんよくなりますね。
買える人はうらやましい・・・・

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