みなさま
さぼり気味の教習所に勤めた元偉い人のブログ 15回目
某検索エンジンにまたもや教習所をないがしろにするような記事があったので読んでみると…
ミスしても見て見ぬ振り!? 高齢者の運転免許講習会を受講して失望したワケ
高齢者の運転免許講習会を受講して失望したワケ
とても困った記者が記事を書いたようで、突っ込みどころ満載なので、突っ込みと補足を。
ツッコミ1 高齢者講習の予約について
これは住所地を管轄する公安委員会から免許更新の半年前に受講のお知らせというはがきが届きます。
そして、高齢者講習は大変混雑するので早めにご予約をお願いしますという大きな注意書きがあります。
運転に少しでも興味があるのなら、知人、友人に高齢者講習の予約状況を確かめるのがふつうですね。そして、この記者は更新期間を過ぎてから講習を受講している。つまり普通の人と同じ行動がとれないほどに衰えているということです。
ツッコミ2 自分のことを棚に上げて他人の運転にケチをつける。
他人が車庫入れができないと文句を言いつつ、自分は一時不停止。これは検定中止事項です。そもそも、日常的に標識を見る癖がないのでしょう。通常であれば優先道路ではない信号のない交差点では一時停止を疑うものです。
ツッコミ3 低速では日ごろ鍛えたテクニックが発揮できない。
意味不明。常識的な交通の流れのなかでの安全運転に日ごろ鍛えたテクニックが必要なのですか?
補足 高齢者講習の問題点
まず、効果がない。これは前回、
高齢者講習は必要か? で検証しました。
さらに、高齢者講習は120分、または180分です。
120分は合理化講習とよばれ、74歳未満と75歳以上で認知機能検査が良好(第3分類)の方が受講します。
180分は高度化講習とよばれ75歳以上で認知機能検査の結果が第1分類、または第2分類の方が受講します。
さて、教習所の教習時間は50分でインターバルは10分です。よって、そもそも高齢者講習自体が実は教習所の動きの実際にはそぐわないのです。
え、なんで50分単位ではないのかって?
それは・・・・・・